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パーソナルジムの広告戦略とは?必要な広告費や売上につながる広告手法を徹底解説!

今回はパーソナルジムの集客に欠かせない広告手法を解説します。弊社の具体的な支援事例に則り、”実際の売上につながる広告手法”に絞って紹介します。

パーソナルジム集客で特に有効なWEB広告3選【必須編】

前提としてWeb広告にはそれぞれ異なる特徴・強みがあります。

そのため自ジムの状況に応じて適切な媒体選定を行う必要があると言えます。

リスティング広告は「渋谷 パーソナルジム」で検索したユーザーに対してアプローチするため、他の媒体よりも問い合わせや体験チケットの購入に近い、熱量が高いユーザーに露出可能です。

一方で、ディスプレイ広告やMeta広告は具体的な検索には紐づかずより多くのユーザーに露出可能です。しかし、インターネット上の購買行動に基づき、”自ジムに興味がありそうなオーディエンス”に配信されるため、リスティング広告よりもターゲティング精度は低下する傾向にあります。

ここからは各媒体ごとの特徴をより詳しく解説します。

①リスティング広告|低コストでユーザー獲得が可能に

パーソナルジムの集客広告としてのリスティング広告の特徴は、低い広告予算でユーザー獲得が可能である点です。

インターネット検索を利用して特定のキーワードでジムを検索する潜在的な顧客に直接訴えかける方法です。効果的なキーワードを選定することにより、ジムに関心のある人々を効率的に引き寄せることが可能です。

たとえば、「パーソナルトレーニング 東京」などの具体的な地域名を含むキーワードで広告を実施することで、そのエリアの健康に意識が高い層をターゲットにすることができます。

一方で地方など首都圏に比べて人口が少ない地域ではGoogle検索数が少なくなる傾向にあり、十分な顧客露出の母数が担保できない点が懸念だと言えます。

キーワード月間検索数(想定値)
渋谷 パーソナルジム2400
三宮 パーソナルジム400
神田 パーソナルジム320
那覇 パーソナルジム300
※SEO分析ツールAhrefsから算出

まずは「自地域×ジム」などの月間検索数を算出して事業計画を達成できるのかリサーチしてみましょう。

②Meta広告|画像や動画を活用した印象的な訴求が可能に

Meta広告もパーソナルジムの広告施策としては効果が出やすい媒体です。

Metaの媒体としての特徴は膨大なユーザーデータと機械学習を通じたターゲティング精度にあります。

 ※参考:statista「Biggest social media platforms 2023

Facebookでは実名での膨大なユーザー情報を保有しており、それらのユーザーのインターネット上での検索/購買行動を元に「自社のパーソナル」に興味のあるユーザーを機械学習を通じて半自動的にターゲティングすることが可能です。

また、上記のターゲティング精度に加えて、画像や動画を活用したクリエイティブで「利用者のBefore/After」や「この広告が表示されているあなた限定」など幅広い訴求検証が可能となるため、A/Bテストを通じた広告改善が可能な媒体となります。

弊社での多くの支援事例ではリスティング広告の次点で効果の出やすい広告施策として「より多くのユーザーを獲得する段階」で導入するケースが多い広告施策です。

一般的にリスティング広告など検索に紐づくターゲティングよりも対象は広くなるため、より広いユーザーに届けることができる反面、意欲が低いユーザーも紛れるケースが多いです。

③ディスプレイ広告|認知拡大を目的とした段階で推奨

パーソナルジムの広告手法としてディスプレイ広告も有効な広告手法の一つです。

ディスプレイ広告は先ほどのリスティング広告やMeta広告よりも潜在的な顧客に対して認知を獲得する際に適した媒体となります。

一方で、潜在的なユーザー(=現時点でパーソナルジムの契約を検討していない)に露出するため直接的な問い合わせや、予約には繋がりにくい特徴もあります。

そのためユーザーがいつか「パーソナルジムに通おう」と考えた時に「パーソナルジムといえば××かな?」と最初に想起してもらう状態を目的とした運用を推奨します。(=第一想起の獲得)

弊社のご支援事例では、会員数が増えてきた段階でディスプレイ広告を選択し、将来的な顧客との第一接点を持つことを推奨するケースが多いです。

【目的別】パーソナルジムに取り入れたい広告手法3選

①アフィリエイト広告|即効性高く効果を出したい場合

アフィリエイト広告は、特に即座に成果を出したいパーソナルジムにおいて非常に効果的な戦略です。

この手法は、影響力のあるインフルエンサーやジムの紹介メディアにPRを依頼し、その媒体経由での予約数や問い合わせ数に応じて報酬を支払うマーケティング手法です。

メリットとしては、メディアへの掲載 / インフルエンサーの投稿後直ぐに成果が発生する可能性があり、成果に応じて支払いを行うためマーケティング費用が赤字になる可能性が低いことは特徴だと言えます。

デメリットとしては競合が多いメディアやインフルエンサーへの掲載/PR交渉では費用が嵩むケースがある点や、接点がない媒体への交渉の場合、返信がないことも少なくありません。またメディアへの掲載交渉が主になる施策なので社内に知見はたまりにくいと言えます。

前述の必須編と合わせて、即効性高く効果を出したい場合に検討してみましょう。

成果報酬の交渉目安金額としては1無料体験毎に10,000円〜20,000円で交渉してみると良いでしょう。

②チラシ広告|強力なキャンペーンで認知獲得を行いたい場合

チラシ広告もパーソナルジムの集客には有効な広告施策です。チラシ広告は地域住民に強いキャンペーンで認知を獲得する場合に有効です。

例えば、ジムの新規開店に際し、ターゲットとなる地区の住民に対して無料の体験会や割引キャンペーンを告知するフライヤーを配ることや、年末年始、夏限定割引などキャンペーンを通じて地域住民の興味を獲得できる点が大きな魅力です。

メリットとしては、ジム周辺でチラシを配布することで実際に来店可能性のある住民にチラシの配布が可能である点や、人件費+チラシの制作費と広告費を抑えながら交渉可能である点が挙げられます。

デメリットとしては、フィットネスに興味の低い地域住民に対してもチラシを配布するため、予約数は多くは見込めない点と、梅雨の時期など天候によって稼働量が変動する点などが挙げられます。

パーソナルジムはチラシで集客力アップ!効果的なチラシに共通する7つのポイントを解説!

定常的な施策ではなく、新規開店や期間限定キャンペーンを行う、期間限定の施策として実施すると良いでしょう。

③インフルエンサー広告|ブランディングや大幅な予約獲得に

インフルエンサーマーケティングは、パーソナルジムの集客において重要な役割を果たします。影響力のある人物がジムを利用し、その体験をフォロワーと共有することで、広範な興味と信頼を集めることができます。

この手法では、健康やフィットネスに関心のあるフォロワーを持つインフルエンサーの生活様式と共感する層に直接訴えかけるため、ファンからの問い合わせも期待できます。

また、インフルエンサーによる正直なレビューと実体験の共有は、ジムのブランド価値を高め、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客との関係を強化するのに役立ちます

一方で、インフルエンサーとの相性が悪い場合だと予約には繋がりにくいことや著名なインフルエンサーへの依頼は費用が嵩むこと、またインフルエンサーの炎上リスクなどの注意点も孕んでいます。

パーソナルジムで広告を始める流れとは?

パーソナルジムの広告戦略を考える上で、まずは基本的な要素を押さえることが重要です。ターゲット市場の特定、競合の分析、そして広告予算の設定がその基本となります。

1.ターゲット市場の特定|狙うべき性別と年齢層を明確にしよう

パーソナルジムの広告集客を成功させるためには、まずターゲット市場を明確にする必要があります。具体的には、年齢、性別、職業、ライフスタイルなどのデモグラフィック情報を把握することが重要です。

例えば、健康志向の高い40代から50代の女性をターゲットにする場合、サイトの利用者を抱えるGoogleに加えて、比較的高齢層を多く抱える検索エンジンのYahoo!リスティング広告が望ましいケースがあります。

このようにターゲット市場が明確になることで、広告の内容や配信先も具体的に決められます。

具体的には、利用ユーザーの下記5つを明確にすると良いでしょう。
①性別
②年齢層
③年収
④職業
⑤利用しているサービス(SNS)

※参考:日本における検索エンジンのシェア(令和5年・総務省)

2.競合分析の方法

競合分析は、自分のジムが市場でどのような位置にいるのかを理解するために欠かせないステップです。先ほどの自社ターゲットの整理に基づき競合の強みや弱みを把握することで、自分のジムの差別化ポイントを明確にすることができます。

競合のウェブサイト、SNSアカウント、口コミなどを調査し、どのような広告戦略を取っているのかを分析します。また、競合が提供しているサービスや料金プランも参考にしましょう。

競合分析を行うことで、自分のジムがどのような点で優れているか、または改善が必要かを把握できます。これにより、効果的な広告戦略を立てることができます。

特に、最寄駅(最短出口)から徒歩何分でたどり着くのか、は利用者の継続率の観点で重要な指標になります。

3.広告費の設定

広告予算の設定は、広告戦略を成功させるために非常に重要です。予算が限られている場合でも、効果的な広告を出すためには、どのチャネルにどれだけの費用をかけるかを慎重に計画する必要があります。

まず、全体の広告予算を設定し、その中で各チャネルに配分する予算を決めます。例えば、SNS広告に多くの費用をかける場合、その効果を最大化するためにターゲット広告を利用することが有効です。

また、広告の効果を測定し、予算配分を見直すことも重要です。どの広告が最も効果的かを把握することで、次回以降の広告予算をより効率的に使うことができます。

広告予算を適切に設定し、効果的に配分することが、広告戦略の成功に繋がります。

パーソナルジムの広告費を効果的に!集客力アップの秘訣を徹底解説!

▼パーソナルジム集客における予算分配の目安
①5〜10万円:リスティング広告(Google/Yahoo!)
②11〜15万円:①+アフィリエイト広告(比較メディアへの掲載)
③16万円〜:②+Meta広告
※上記はあくまで一例になりますので詳しくはこちらよりご相談ください。

【番外編】広告以外のパーソナルジム集客の手法

パーソナルジムでの秋雨客手法は広告だけではありません。ここでは広告以外の効果的な集客手法を3つ紹介します。

また包括的なパーソナルジムのウェブ集客施策について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
パーソナルジムの集客方法8選!MEO、リスティング広告など具体的な手法を徹底解説!

SEO対策(検索エンジン最適化)

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検索エンジン最適化、またはSEOは、パーソナルジムのオンラインマーケティング戦略において不可欠です。「渋谷 パーソナルジム」などジムの見込み顧客が検索するKWで自社サイトを上位表示させることで問い合わせを獲得する施策になります。

リスティング広告と似た性質を持つSEO対策ですが、ブログ記事で効果的なトレーニング方法、顧客の成功談、有益な情報をページに盛り込むことでより幅広いユーザーにアプローチ可能です。

一方で施策の実施から成果が出るには半年〜1年ほどの期間が必要となる施策でもある点はデメリットとなります。

詳しくSEO対策について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
パーソナルジム集客にSEO対策が必須?対策するメリットと具体的なSEO対策5選!

②MEO(マップ検索エンジン最適化)

マップ検索エンジン最適化(MEO)は、パーソナルジムの地域集客における極めて効果的な施策の一つです。この施策では、「パーソナルジム」でマップ検索した際の検索結果の上位に持ってくることを目的としています。これにより、地元の住民や訪問者がジムを容易に発見できるようになります。

主に、Googleマイビジネス上での営業時間、連絡先情報、利用者のレビューを充実させることが求められます。これにより、興味を持った人々がジムに直接連絡を取ったり、訪れたりしやすくなり、新規顧客の獲得に直結します。MEOは地域に根ざしたマーケティング戦略としてその効果を発揮し、特に広告を使わない集客手法としては最適です。

詳しくMEO対策について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
パーソナルジムのMEO対策とは?口コミ獲得にありがちな勘違いやSEOとの違いについて徹底解説!

その他、Yahoo!乗り換え案内やナビタイムなどのナビゲーションプラットフォームでジムの詳細な所在地などの登録も大変重要な施策となります。

③SNS運用

SNS運用もパーソナルジム集客の有効な施策の一つです。

近年ではTikTokやInstagramを活用して自ジムのファンを形成するような運用手法が主流となっています。

具体的には所属トレーナーのトレーニング風景やVlogなど生活に根ざしたアカウント運用で、所属トレーナーにファンをつけるファンマーケティングや、利用者のBefore/Afterを画像を用いて紹介することで利用時のイメージをつけやすくするなど、新規ユーザーはもちろん、既存ユーザーがより深いユーザーとなるCRMと呼ばれるような役割も担っています。

WEB広告のお悩みの際はうぇぶまるにご相談

今回はパーソナルジムでのWeb広告というテーマで解説してまいりました。

数多の広告手法がある中で自社に合った最適な広告媒体を選択するのは簡単ではありません。そのため「確実に広告で成果を出したい。」という方はまず、広告運用の専門家に相談することを推奨します。

うぇぶまるではFWJの運営などを通じて培った、フィットネス領域での圧倒的なWeb集客の知見を元に個者ごとに最適な広告手法をご提案しております。

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