女性カテゴリー、ビキニに関して、IFBB Professional League ロビン・チャンのコメントが興味深い

月間ボディビルディング 2018年2月号のNPCJ特集ページ内にて、IFBB Professional League ロビン・チャン氏が 「ビキニ」競技に関してのコメントを残しています。

ロビン・チャン

ビキニのステージングや仕上がり、ビキニスーツについて

内容は以下のとおり。

  • バランスがすべて。
  • ナチュラルさも大切。
  • 頭のてっぺんからつま先まで気を抜かないように。
  • ビキニスーツが体に合っているかがとても大事なので、サイズをきちんと合わせること。
  • 自分をアピールする、プレゼンテーションが大事。
  • ウォーキングやステージングは練習していないとジャッジする側はすぐにわかる。
  • 練習していないということは、この競技はその人にとってそれほど大事ではない、とジャッジする方は思う。
  • ビキニスーツのラインストーンつけすぎはダメ。
  • つけまつげのつけ過ぎや、髪の毛が多すぎるのもダメ。
  • 自信をもってアピールをする、トータルパッケージのバランスが大切。
  • 体に比べて顔が白いのもダメ、胸がフラットすぎるのもダメだが、逆に大きすぎも良くない。
  • 肩がすごい大きくて目立つのもダメ。
  • 肩が大きいシルエットはフィギュアになる。
  • 仕上がりは、歩いたときにお尻やハムがプルプルしない、タイトに引き締まっていて、ハムとお尻がしっかり分かれているのが望ましい。
  • ボディビルのような厳しい仕上がり、筋肉のキレが見えている状態は必要ない。
  • デフィニッションよりもトーンを重要視する。
  • トレーニングされている感じが必要。
  • 腹筋も深い溝は必要ない。
  • 薄くシックスパックが見える感じ。
  • 年齢はジャッジに関係ない。
  • 見た目がジャッジの対象になる。
  • ボディビルダーに何キロのベンチを上げる?と聞かないように、ビキニ選手に年齢を聞いたりしない。
  • ヒールの高さの決まりはない。
  • 高すぎなければよいけれど、自分の身長に合ったバランスの良い高さを選ぶべき。
  • ビキニの後ろは基本的にTバックはダメだけれど、細かいルールはない。
  • あまりに小さなパンツだと、バックステージで出る直前にチェックされビキニを替えなさい、と注意される。
  • ポージングやステージングに決まりはない。
  • クォーターターンもスリーステップフォワードも無い。
  • 参考のためにビデオでオリンピアやアーノルドのプロの動きを見ることをお勧めする。
  • 今年のミスビキニオリンピアのアンジェリカが良い例。
  • 毎年のビキニオリンピア優勝者がスタンダードのビキニ選手。

出るわ出るわで、実に30をこえる項目。かなり細かい所までコメントされております。

上記内容をすべてクリアできればそれに越したことはありませんし、それはすなわち「ビキニプロ」というわけでして、、、


潰し作業?

コメントを読んでいて重要だなと思ったことは、

出場するコンテストに向けて、現時点での自分の状況を把握し、残された時間で解決できる(できそうな)項目をひとつづつ潰していく。

でしょうか。
例えば、極端ですが、

比較例

  • プロポーション抜群の「A子さん」
  • 現時点で納得できるところまで頑張ってトレーニングした「B世さん」

と、これだけをみれば「A子さん」に加点される可能性が高いのですが、別の視点、ポージングを見てみると、

比較例

こうなってくると話が変わってきます。

自身の身体は、”トレーニング”や”食事”といった日頃の管理がものをいい、プヨプヨしたお尻が、寝て起きたらビシッと引き締まっていたなんて言う事はありえません。

となれば、コンテスト出場まで残り一週間となった場合、先に述べた、

現時点での自分の状況を把握し、残された時間で解決できる(できそうな)項目をひとつづつ潰していく。

にウェイトを掛けるのが賢明(選択肢の一つ)になってくるのではないでしょうか。

日々のトレーニングはもちろん大前提として、ポージングであり、表情であり、ビキニやヒールが自分に合っているかの確認であり、、、、それらの行為が、本番でいかに正当に、またはさらに華麗に魅せられるか、という評価へとつながっていきます。

ロビンチャンのコメントを読んでいると、「コンテストに向けて努力した成果を、いかに綺麗に見せられるかが重要なんだよ。」と筆者にはどうしても聞こえてしまいます。コンテストに向けてのトレーニングは当たり前だよと。

勿論ポージングを練習しても、あの本番の独特の空気にのまれて発揮できなかったなんてこともあるでしょう。なので、本番を体感しておくのもかなり重要。

備えをしっかりして本番に挑むのと、行き当たりばったり一発本番に挑むのとでは、雲泥の差が出るんじゃないかなと。 ブツブツ・・・

とにかく「本番のステージを一度体感しておく」のと、「現在の自分を高く評価してもらえる準備」この2つがとっても重要だと感じさせられるコメントでした。


Women's cup map

6月3日(日)は、Women’s cup

6月3日(日) 新宿文化センターで開催される、Women’s cup は、女性を中心にした初のコンテストです。

womens_cup

「女性の女性による女性の為のコンテスト」

というコンセプトがあります。
先日行われた、New generation classic もしかりですが、初めてコンテストに出場してみようかとお考えの女性の方や、同じフィットネスにいそしむ女性仲間を増やしたい、女性同士だから気軽に話せる場、それらすべてを踏まえて、気軽にフィットネスを楽しんでいただけるようなコンテストを開催していきたいと思います。

先のお知らせでも記載しましたが、山岸秀匡IFBBプロがヘッドジャッジとして、選手の方々をジャッジいたします。世界を相手に戦うプロにアドバイスをもらえる数少ない機会です。

女性の皆さん、是非この機会にNPCJワールドを堪能してみてください。

Women’s cup


NPCJ公認パーソナル

また、NPCJ公認のトレーナーにパーソナルトレーニングが受けられる、「NPCJ公認パーソナルトレーニング」も行っております。より深く技術を磨く良い機会かと思います。

こちらもどんどん活用してみてください。

NPCJ公認パーソナルトレーニング


Inside the Olympia

2017年オリンピア各チャンピオンに焦点をあててオリンピアを読み解く見ごたえ満載の動画です。ミスビキニオリンピアのアンジェリカももちろん出ています。

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