
ステージングの表と裏を知る
ここではメンズフィジークカテゴリーのステージングを例に、選手の登場から優勝決定までの流れを概観する。知らないと見えてこない暗黙のルールや舞台裏も押さえて、ステージを立体的に楽しもう。
登場
選手はMCのコール(エントリーナンバー+名前)後、ステージ向かって左袖から登場する。
フロントポーズ
ステージ中央の立ち位置に進み、体の前面の部位を強調して見せるフロントポーズを取る。
バックポーズ
フロントポーズの流れでターンし、体の背面の部位を強調して見せるバックポーズを取る。
全選手ラインナップ
ポージングを追えた選手は向かって右側からバックラインにラインナップしていく。
ファーストコール
ジャッジが1番手グループ(上位6~10人)と思われる選手をピックアップして、ゼッケンバッジの番号をコールしていく。
POINT
ジャッジがスピーディに選手を選べる秘訣は腹筋一点に絞ってグループ分けしているから!
比較審査(フロント)
ファーストコールに選ばれた上位選手の比較審査。フロントは腹筋のカット(溝の深さ)を強く表現し、維持することがポイントになる。
POINT
ジャッジのスイッチ(立ち位置の交替指示)で上位の選手がステージ中央に寄せられていく!
比較審査(バック)
選手のレベルが高くなるとフロントでは差がつかず、バックで勝負が決まることが多い。
バックステージ
ファーストコールからさらに選抜された最上位グループ(4~6人)がステージ裏で待機する。
【上級編】バックステージパスのすすめ
コンテスト観戦に慣れてきたら、出場選手に帯同できる「バックステージパス」がおすすめだ。観戦チケットとセット購入することで、ステージ裏および選手控室への入退場が可能になり、出場選手のサポート役(パンプアップ、選手の持ち物管理など ※撮影のみはNG)として大会を裏側から楽しめる。
※レギュレーションの詳細はFWJ公式サイト参照。
セカンドコール
1番手グループに次ぐ2番手グループをセカンドコール、それ以降をサードコールと呼び、FWJでは原則15位までを見極めて順位付けしていく。
ファイナルコール
トップ4~6の最終審査。順位予想を楽しめるように偶数人で選ばれることが多い。
カテゴリー優勝
トップ6の発表後カウントアップで順位発表。優勝者にはメダル・盾・賞品が授与される。
オーバーオール
各クラスの優勝選手が再登場しての比較審査。待機中のコンディション維持が重要になる。
オーバーオール優勝
「この日の一番」が決まった瞬間。オーバーオール優勝者は次のプロ候補として要注目だ。
コンテストの動画撮影マナー
スマートフォン・タブレット端末での動画撮影が可能で、YouTube、インスタストーリー等への公開はOK。応援選手の出場カテゴリーおよび選手フォーカスを原則とし、長時間のコンテスト全体撮影はNG。一眼レフ(GoPro等含む)を始めとするスマートフォン・タブレット端末以外での撮影は、動画・静止画を問わずFWJ事務局が配布するビブス着用者以外禁止で、望遠レンズ・三脚の使用もNG。