メンズフィジークのポージングに関して公式見解

メンズフィジークのポージングに関して

メンズフィジークのポージングに関して、IFBB Professional League バイスプレジデントのタイラーマニオンが公式見解として解説しています。

IFBB Professional League
バイスプレジデント タイラー・マニオン

ここ1年でメンズフィジークのサイズが大きくなり過ぎている選手が目立つ(特にプロやクオリファイを狙う選手に見られる肩と腕)。

メンズフィジークとクラシックフィジークに求めるサイズは全く違う。
これまでに幾度となくサイズに関しては注意喚起してきているが、その人の身体、体躯のサイズに適した肩と腕であるべき。
SNSや様々な写真などて見るとオリンピアチャンピオンのレイモンド・エドモントやアンドリュー・ファーガソンは大きく見えると思うが実際に目の前で合うと彼らはそんなに大きくはない。
アーノルドやオリンピアの優勝者達が大きいと勘違いしている選手が多数いると思われる。

フィジークは身長が高い選手と低い選手が並んだ際にどちらの肩や腕の方が太いかを競うものではない。その人の身体(体躯)に適したサイズであるべきがフィジークである。

審査ポイントについて

フロントポーズ

片手を腰に添える、両手とも添える、両腕とも下ろすなど人それぞれ自分の身体や体躯にあったポーズでとると良いでしょう。
ポイントはジャッジはV-taper(細いウエストから背中へのVライン)を見ているのでそれがベストに映る自分に合ったフロントポーズを決める。

最近プロでもアマでも見受けられるのが腕や肘を上げすぎてバイクに乗っている様なポーズをしている選手がいる。
それではせっかくの後背筋が消えてしまい損をしている。手首の角度もバイクに乗っているようにならないように気を付けよう。

また、一度ポーズを決めたらあれこれ動かない。
一つのポーズ(フロントポーズ)に2パターン3パターン見せようと欲張らない。ポーズを何度も取り直さない。
一日中その同じポーズで立っていられるくらい静止のポージングをマスターすべき。

バックポーズ

バックポーズでは広い背中とセパレーションが評価される。
胸を上げて背中を広げる。
肩甲骨を寄せての僧帽筋の収縮はさせない。
拡がりを見せようと背中を丸めて広げ過ぎる選手がいるが、それでは肩が見えず背中の凹凸感も無くなってしまうので気をつけよう。


ぜひ、自身のポージングを再度確認してベストなポージングでステージに上がる事を願っています。

IFBB Professional Leagueバイスプレジデント タイラー・マニオン

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